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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2009年03月08日

イタリアには信号が...

だんだんネタが尽きてきたんで、
今日はイタリアの道路事情を少しお話します。

イタリアには横断歩道が、
殆どない!ってのは大げさかもしれませんが
佐賀に比べると、殆どないに等しいでしょう。

町の中心はたいてい車は進入禁止なので、
ゆっくり散策できてうれしいんですが、
それ以外のところはですね、
殆どがロータリーになってます。

どうも全国的な最近の傾向のようです。
車はスイスイ行けていいですよね。
でも歩行者はどうしたらいいんでしょう。icon16
親切に止まってくれる車はまずありません。
相棒君は必ず止まります。face01すばらしい
(ほんとは当たり前の事なんでしょうけど...)

その上彼らは狭い道でも飛ばします。
佐賀に戻ってくると、1ヶ月くらいは、
走ってるはずの車が止まってるように見える!
これほんとです。

もちろん車が途切れるのをまずは待ちますが、
めったに途切れない場所もありますからね、
開かずの踏み切り状態です。
それで歩行者はどうしたらいい??

意を決して車の前に立ちはだかると
車のほうはさすがに人を轢きたくはないので
止まってくれるんですね。

車が途切れたとしても、
いつ次のが突進してくるかわかりませんから
私は車道を横断するのが苦手です。

道を歩くときはもっと車に気をつけるように
とよく注意されるんですけど、
横断するときじゃなくって、
たんに道を歩いてるだけなんですけどね
イタリア人から見たら相当ぼんやり歩いてるらしいです。

ナポリやローマなどはもっと大変ですが、
旅行するときは車に十分気をつけてね。
まあイタリア人は運転荒いけどうまいって話です。
とはいえ事故はしょっちゅう起こしてますね...

1枚ぐらい何か写真を。
フェラーリなんかどうですか?
イタリアでもしょっちゅう見かけるわけではありません。

イタリアで高級車を路上駐車するのは
勇気がいることではなかろうか???
田舎のリゾート地だったので
それほど危なくなかったのかもしれません。

ところでオープンカーはイタリアではよく見かけます。
昔は私も乗ってみたーい、とおもったものですが、
イタリアの強い日差しで屋根なしでは
丸焼けになってしまいます。
イタリア人は丸焼けになるのが好きなようです。

私はなんと非難されようと、
不健康そうだといわれようと
色白を貫き通す覚悟です!

相棒君の車は屋根つきでよかった。
  


Posted by ラウラ  at 18:00Comments(0)イタリア事情

2009年03月06日

Carrara(カッラーラ)

2007年9月にチンクエテッレに行った帰り
Carrara(カッラーラ)に立ち寄りました。
トスカーナ州ですが、リグーリアとの州境近く、
海沿いの高速道路からも白い山肌が見えます。

なぜ白いかというと、
大理石だからです!

この地帯一帯大理石でできている
すごすぎます

採掘現場

歴史的には、いつもの事ですがかなり古くて
銅器時代からすでに利用されていたようで...

そしてローマ帝国の時代はもちろん
その後の教会建築や
ミケランジェロも好んで使ったってことでも有名です。
自ら足を運んで大理石を選んだそうです。

道案内やお店の案内なども
ちらほらあります。
いくつもの山があって広大な地域です。

大理石製品のお店は何軒もあり、
町で買うよりいいものが安く買えます。

bar(喫茶店は)1、2件は見ましたが
観光地というより基本的には採掘現場です。

トンネルもちょっと怖かった。
ただ掘っただけ、って感じで。

持って行きたければどうぞって感じで
その辺にごろごろ大理石の塊が。

持って行けるわけないんですが、重すぎて。
誰かトライしてみてください。

青空博物館みたいなのがあって
そこには昔使われた
採掘の為の数多くの機械や道具、
労働者の住んでた家などが展示されていて
どれほど危険な作業だったか、
どれほど労働者が冷遇されていたのか
よくわかります。

この写真は大理石を切るのこぎりですが
両端に1人ずつ、2人で引きます
石の上の文字を拡大すると、


「手動鋸、水と砂を用いて切る。古代ローマ時代から
1900(に見えるけど)年まで使われた。
2人で動かし1日に7-8センチ切ることができた。」
って意味なんですが、この最後のところ、
たった7-8センチ!

重労働の上達成感が少ない作業。
イタリア中にあふれる大理石の建築や芸術作品は
彼らの過酷な労働の上に成り立ってたんですね。

オブジェを製作中の模様

とっても今風(レゲエ風?)の若者が
ソプラノのアリアをがんがん流しながら
鼻歌交じりに働いていました。
ミスマッチ感がおもしろかった。

私たちは行かなかったけど、
洞窟のような採掘現場もあって
写真で見ると面白そうだったんですが、
中が寒いので注意ってことだったので、
極度の冷え性の私はあきらめました。

私はかねがね欲しかった乳鉢を買って大満足!
小さいけど質のいいものです。
日本には重くてとても持って帰れず
写真はありません。
10ユーロでお買い得でした。
香辛料をつぶすのに大活躍しています。
  
タグ :大理石


Posted by ラウラ  at 18:00Comments(2)トスカーナ

2009年03月05日

サンマリーノ共和国

Serenissima Repubblica di San Marinoは
バチカン市国のようにイタリアの中にある
小さな共和国です。

言い伝えによると、独立したのは301年
現存する共和国の中で世界で一番古い、
と, たのみのWikipediaは言ってます。

あまり写真は撮らなかったのですが、
最高のロケーションなので
少しでも味わっていただきたいです。

なかなかすごいでしょ。
もう少しよってみると

位置的には、フィレンツェの東のほう
海の近くです。

たぶん観光が主な産業だと思います。
お土産屋さんがびっしり並んで
まあキッチュなものも多いですが
日本の刀なんかもあったりして
(もちろんおもちゃのようなものです)
どういう関係かと思いますが。
町並みはでも小奇麗で私は好きです。

profumeria(香水屋)がやたら目に付きました。
この国ではイタリアにあるIVA(付加価値税、普通20%)
がないので、買い物するにはいいと思いますが、
私が探していた香水を見つけ
しかし製造中止になったといわれていたもので、
ってことは古いものなのよね、と思いつつ
それも破格のお値段だったのですが、
まがい物に決まっている、と相棒君に制止され
買わずに立ち去りました。
でもうまく探せばいいものが安く手に入るのでは、と思います。

博物館なんですが、
なんと、拷問博物館です。
museo=博物館 tortura=拷問 

ここでは入りませんでしたが、
以前イスキア島(ナポリの近く)で入ってみて懲りました。
かなり恐ろしかったです。face08
で、その後気がついたのは、イタリア中どこに行っても
この手の博物館があるんです。

人間ってここまで残酷になれるんだって思うと、
もしや私の中にも遺伝子が??...と考えさせられます。

用具は実際使用されたものでしょうから、
拷問を受けた人々の叫びが聞こえてきそうでした。

イタリア旅行されたら、
museo della tortura が何の博物館か
理解してから入ることをお勧めします!

町(国でした!)の端のほうにいくつかこんな風に
torre(塔)があって(3、4つあったと思います。)
そのうち2つは中を見学できます。

塔から塔へ緑のなか散歩コースもよかったです。

半分切り取ったので、いまいち伝わらないですね...
360度のパノラマはすばらしいです。
  


Posted by ラウラ  at 18:00Comments(0)他のお勧めスポット

2009年03月03日

イタリアの雲ひとつない青い空、大好きで
このブログでも何枚か写真を見ていただきました。

でも雲もいいよね。
ただ、日本の雲とあんまり変わりないと思うけど。
違いがあるかどうか、見てみてください。

やっぱり、似たようなものですね。

家の近くだったと思います。
違いは、そう、空が広いなって思います。

私たちの真下に広がる雲海!

下界はすっぽり深い霧に覆われていたので、
高いところへ脱出してみてびっくり。

近所のショッピングモールの前で


近くの湖


ドライブに行くと、すばらしい夕焼けに出会ったり。


これはまた別の日の夕焼け


ドライブの帰り

トスカーナの夕暮れ

またイタリアのひろーい空、早く見たいです。
あと1ヶ月あまりの辛抱!
  
タグ :夕焼け


Posted by ラウラ  at 18:14Comments(4)お気に入り

2009年03月02日

ダビンチ??

Leonardo da Vinciの自画像メモが見つかったって
今ニュース(日本語)で聞いて違和感を感じ…

なぜかというと、“ダビンチ”と呼んでいたから。
私の中では自動的に"da Vinci"という文字に変換され
だってそれ、苗字やないや~ん
っていう反応が頭の隅で起こる。

しかしミケランジェロは Michelangelo Buonarroti
日本でも名のほうを使いますね。
Raffaello Sanzioも同じく。(本名はSanti)

イタリアでは普通Leonardoと呼びます。
da Vinci は Vinci村出身の、という意味なので、
苗字のように扱うのは変な感じ。

とはいえ、映画にもなった"The Da Vinci Code"
イタリア語版では"Il codice da Vinci"
だから苗字のように扱うのも間違いではないのかな。


昔の芸術家の名前って愛称のようなものが多いんです。
ラッファエッロの師匠だったPerugino(ペルジーノ)は、
本名Pietro Vannucciですが
この名を使うことはまずありません。
あ、いやいや、美術館などで絵画の作者名としては
“Pietro Vannucci, 通称Perugino”って書いてある。
本名知らない人のほうが多いと思います。
彼はペルージャ出身なのでこう呼ばれました。

Caravaggio(カラヴァッジョ)の本名は
Michelangelo Merisi
(ほかにもMerigi とかAmerighiの説もあるらしい)
Caravaggioも生まれた町の名が愛称となっています。

今wikipediaを見てみたらおもしろいことが…
長年Caravaggio生まれと信じられてきたけど
2007年に、ミラノ生まれだってことがわかった、ようです。

Perugino, Caravaggioは、通称のほうで呼ばれるけど、
da を使うってことは これは前置詞なので、
da Vinci さん とはならないんでしょうね。
なんかくどくなりましたね...face07

すでにMichelangelo Buonarroti と
Michelangelo Merisi が挙がったことからも
推測できますが、イタリア人の名前って
日本に比べると極端に種類が少ない。
(姓のほうは逆に種類は多い気がします。)

私が知ってる数少ないイタリア人の中でも
何人ものMarco や Paolo 、Maria などがいて、
どうやって呼び分けてるわけ??っておもいます。
それに日本と違って普段は姓より名で呼び合うことが多いし、
区別する為にも出身地などで呼んだりしたのかもね。

写真がないのも寂しいので
Raffaelloの生家を

ラッファエッロ大好きなんです。
彼はUrbino(ウルビーノ)の出身。マルケ州です。
ペルージャからは車で2時間ぐらい。

写真に写りこんでる人はお疲れよのうで
なかなか移動してくれなかったので
私とは無関係ですが…。

昔の公式言語はラテン語でした。
“1483年生まれ”以外は理解不能
37年の短い生涯でした。

ラッファエッロの絵が見られると思って
わくわくして行った私は浅はかでしたface08
どの絵も有名な美術館や教会にあるんですよね。
 
フィレンツェのウッフィッツィ美術館にも何点か。
いまどき美術館もネットで絵画を見せてくれるんですね。
実物を見るのとはもちろん違うけど、
文献として簡単に調べることができて、
ほんとに便利になったものです。

ウルビーノはルネッサンスの理想都市といわれ、
町全体が世界遺産となっています。

この町を治めたFederico da Montefeltro、
(モンテフェルトロ公)も有名ですね。

子供のころの美術の教科書に
Piero della Francescaによる
彼の肖像画が載ってたと思います。
見覚えあるでしょ?

お城の一部です。

中央の緑色は修復中の部分

イタリアは殆どが古い建造物なので、
常にどこか修復してます。
文化遺産もそうでないものも。

せっかく行っても修復中で見られなかったってこと
結構あります。

Lonardo da Vinciの話から
Raffaello-Urbinoの話になってしまった!
ま、いいか。
マルケ州も素敵な場所、いっぱいあります。
  


Posted by ラウラ  at 18:42Comments(5)イタリア事情

2009年03月01日

テヴェレ川の源泉


La Verna に行ったついでに
相棒君が興味をそそられ行ってみたのがここ

テヴェレ川の源泉です。
ローマに行くと必ず見える川。

このモニュメントは相棒君が言うには
ファシズムの時代のものだということで、
というのは、鷲と狼はその象徴なので。
それで彼はがっかりしていました。

これなんですけど、
いまいち納得いかなかったです…

源泉ってもっと神聖な雰囲気に包まれてることが
多いと思うんですが、ここはそうでもなかった。

テヴェレ川はイタリアで3番目に長い川で、
ここMonte Fumaiolo(標高1407m)から
400キロあまり、ローマに向かって流れます。

ただピクニックやお散歩するには
よさそうなところでした。

行ったのは秋でかなり寒かったけど、
夏は涼しそうでした!

家にはクーラーがないので、夏の避暑地を探すのに
躍起になる私たちです。
  


Posted by ラウラ  at 17:32Comments(0)他のお勧めスポット

2009年02月26日

なんだかわかる?

 

この前の日曜日にMonti Sibilliniのゾーン内にある
Norcia(ノルチャ)という町でトリュフ祭りがあったそうです。

この町は、修道院の創始者San Benedetto
(聖ベネディクト 480頃~547)の町として有名です。

ヨーロッパでは修道院はその後
宗教活動の場としてだけでなく
さまざまな分野で重要な役割を果たしました。

歴史的な話はおもしろいけど、
長くなるしこのへんでやめといて...

それで上の写真とどういう関係があるかといいますと
この町に相棒君の弟が勤めている会社の
本社がありまして、トリュフ祭にあわせて
工場を一般開放したんですって、

弟君がお客様案内係だったこともあり、
仕事のあと遠路はるばる
激励を兼ねて見学行ったんだって

何の工場かお解かりの方も多いと思うけど、
“生ハム”です。

大きくて重いんですよ。
大きさの比較の為にこの写真も。


Renzini(レンズィーニ)という会社で
日本にも輸出してるらしいです。

Norciaは生ハム、サラミ類がおいしいのでも有名です!icon28

Norciaに限らず、イタリアの生ハムはおいしいので
イタリアにいらしたらぜひ召し上がってください!

パルマの生ハムが全国的に有名で
わりあいどこででも手に入ると思います。
  


Posted by ラウラ  at 18:50Comments(0)イタリアの食卓

2009年02月24日

サンフランチェスコゆかりの地

聖フランチェスコは13世紀の聖人で 
彼の主な活動の場であったAssisiに
行かれた方も多いと思います。

Assisiだけでなくウンブリアやその周辺では、
あちこちに彼の足跡が残っていて、
その中でも有名なのが La Verna(ラヴェルナ)
聖フランチェスコが聖痕を受けた場所。

ペルージャから北に2時間ぐらい。

この崖っぷちにあります。
山の上で冬はとんでもなく寒いです。

すごい人。

このあたりは焼物の祭壇が多く見られます。
私は好きです。
 
質感もだけど、色が少ないのもいいかも

受胎告知、ですね。

聖フランチェスコの修道服
各地に残っていて贋物と発覚したものもありますが...

この教会のほかにも、広大な敷地に例えば、

降りていくと

聖フランチェスコのベッド

サンフランチェスコの生涯を描いています。
でも申し訳ないけど、アッシジの
ジョットの絵とは比べ物になりません...

降りていくと

こんな窪みがあって、
聖フランチェスコが悪魔に崖から落とされたとき
この岩がその懐に彼を受け止め隠した、
という場所だそうです。

まだ他にもいろいろありますが、
行くときはたいてい寒くってあまりうろうろしないで
帰ってしまいます。遠路はるばる行ってもこんな感じ。
たぶんドライブ自体がすきなんでしょうね私たち。

落ち着いた雰囲気の宿泊施設やレストランもあり、
お手洗いも清潔で、安心して行けます。(これ重要)

お店には、修道院の昔ながらのレシピで
作った化粧品や、ハーブを使った製品いろいろ、
お酒やお菓子も...目移りします。
もちろん宗教関係のグッズも多種多様。

聖フランチェスコのベッドといえば、
家の近くにもありますよ~!

お供え物がいろいろ

アッシジからラヴェルナに行く途中ここで休んだそうです。
車で山越えをする途中にあります。
車道からほんの少し入り込んだ場所。
徒歩でいくつもの山を超えて何百キロ
いったい何度往復したんだろう...
こんなところで野宿したんでしょうね。

偉大な聖人ですが、身近に感じます。
  


Posted by ラウラ  at 20:55Comments(4)トスカーナ

2009年02月22日

Cinque Terre(チンクエテッレ)

Cinque Terre(チンクエ テッレ)は
北部ジェノヴァから少し南の
リグーリア海沿いのゾーン
以前ご紹介したPortofinoの近く

このずっと先にジェノヴァがあります。

海が大好きなイタリア人がどっと押し寄せます。
外国人観光客も多いです。

電車でも行ける、というより、
車よりアクセスがいいと思います。
船で行く人もいます。

かなりの人ごみなので、
シーズンオフのほうがいいと思いますが...
私たちはこの周辺のもっとひなびた港町を探して
宿泊しました。

Cinqueは 5の意味で、Terreは
ここでは 町、とか 村、ほどの意味で
船から見える、かわいい5つの町が
岸壁にへばりつくように点在する光景が
すばらしい、と聞きました。

どんな風かというと

Manarola(マナローラ)

お家の色がカラフルでしょ?
ウンブリアとは全然違います。

相棒君によると、色のバランスがあるので
各々勝手には決められないって言うんですけど。
ピンクの隣は黄色、その隣はブルー、という風に。
そこまでするかなあ。するかも...

Manarolaは標高低いですが

これとか

こんな感じの町もあります。
どの町かは不明。

手前に見えるのはブドウ畑。
ここは白ワインがおいしいです。

町からかなり離れたところに車を置いて
坂道を延々歩いてやっとたどり着ける町が多く、
一方電車は町のど真ん中を通っているから、
日本から旅行する場合も
そう大変じゃないかも、と思います。

町からさらに20分ぐらい降りていくと


こんな岩場に出たりします。
ここはたぶんCorniglioかな
ちょっと定かでないですが。

車で行くばあい、山の上の曲がりくねった道を
延々移動しますが、
ここから見下ろす光景もすばらしいです。



Monterosso al Mareがみえます。
ここは車でも行けますface02

ちょっと降りてみましょ。

例によって町の写真、見つかりません

海沿いをお散歩したり、
海を臨みながらお茶したりできますよ!

山の方曇ってます。
この旅行中、空は厚い雲に覆われてました。
でも私たちが行くところだけ、
不思議と少し青空が見えてたんです。

ここへは2度行きましたが、
また行きたい場所のひとつです。
  


Posted by ラウラ  at 13:34Comments(0)リグーリア

2009年02月20日

トスカーナの丘陵地帯

大好きなトスカーナ
イタリア人も憧れるトスカーナ

幸い住んでいるウンブリア州の隣がトスカーナ。
州境までは30分ほど。

なので半日ぐらいしか時間がないときは
近場のウンブリアかトスカーナをドライブします。

冬場は日本より早く日が暮れるので、
昼食後出発すると着いたころには
もう薄暗くなってしまいます。
緑の色もあまりきれいに写ってませんね…
その上この日は曇ってたし。

このあたりはチーズの町PIENZAの
まだ先なので、家から1時間半ぐらいはかかったかな。

暗い感じで残念ですが、
加工しないでそのまま載せます。
羊の群れはよく見るけど、何度見ても心が和みます。

冬場のは寂しい感じなので、ちょっと昔のを。
2006年の春にMontalcinoに向かう途中。



このようなアグリツーリズムもあちこちにあります。
糸杉も大好き。

あの高級ワインBrunello di Montalcinoのまちです。
おいしいけど頻繁に買える物ではありません。

何度も行ったけど、そういえば街の写真は撮ってない…

Biondi Santi のワイナリー入り口

Biondi Santi はBrunelloの開発者
150年の歴史があります。
Brunello 博物館に行ったのに
何にも覚えてないので、Wikipediaを見ました…

ここのワインは老舗なのでほかのワイナリーより
かなり値がはります。ほかのワイナリーでも
いいBrunelloがたくさんあるので、
ブランド名に何十ユーロも払わなくていいと思う、
と、あるエノテーカ(ワインやさん)のおじさんが
言ってました。そこで勧められて買った
初めてのBrunelloはその後にいただいた
どのBrunelloよりおいしかった!

Perugiaの大きなエノテーカでしたが、
残念ながらお店を閉めてしまわれました。

ちょっと脱線しました。


これはいつだったか覚えてないんだけど
確かトスカーナだったと思います。

羊ってのんびり過ごしているようだけど、
考えてみると、休憩してる羊って見たことがない。
いつも食べてる。

おなかがすいて食べてるのか、
仕事だから食べてるのか…?
いつも一生懸命食べてます。

今ひとつ納得行くトスカーナの写真が見つからないので、
今度春に行ったらがんばって撮ってきます!
  


Posted by ラウラ  at 19:34Comments(5)トスカーナ

2009年02月19日

Populonia(ポプローニア)

車を運転してくれる相棒君が
1日休みが取れると、殆ど必ず遠出をします。
多少雲行きが怪しかろうが、
天気予報も日本のようには当たらないので、
とりあえず出かける!

南方面はMonti Sibillini
北に行くときは La Vernaという
サンフランチェスコゆかりの地が多いかな。
東に行くとアドリア海。たいていConero。
西のティレニア海は、決まったところがありません。
1日で500キロ前後の道のり。

今回は、ティレニア海沿いの
Populonia(ポプローニア)というところに
いったいないがあるのか何にもないのか
わからない状態で行った時の写真。
まあいつものことですが。

近くにはPiombino(ピオンビーノ)という
港があってここから船に乗られた方も
いらっしゃるのではないかな。

Populonia、この名前、なんか惹かれる、
エトルリア時代の響き...当時の言葉など
知る由もありませんが、イタリア語とは違うなあ、
とおもうんですけど。

写真あまり撮らなかったけど印象に残ったのがこれ。

こんな形の要塞はあんまり見たことないかも。
でもおとぎ話に出てきそうじゃない?

Wikipediaで調べると、
これは1400年代の要塞のようです。
でも案の定、エトルリア時代からの町でした。
町の始まりは今から3000年ぐらい前。

案の定って言うか、ウンブリアやトスカーナは
この時代の遺跡やお墓はそこらじゅうにありますが。

例によって小さな町で、この要塞と
エトルリア時代の遺跡と
少しお土産やさんなどがありました。
海沿いのレストランでシーフードを食べて
散策して、それだけで満足な私たちです。

お天気よくなかったので海の写真もこれだけ

イタリアってぶらりと知らないところに行くのが
おもしろい。小さな町にも歴史と文化があって
いろんな発見があって、楽しめます。

帰りにアラバスターで有名な
Volterraに立ち寄りました。

アラバスターは白い透明感のある石で
数多くの工芸品や芸術作品があります。
私も小物入れを持っていて、気に入っているので
ほかにも何か買いたいなーと思って行ったんだけど、
なんか以前より高くなってた様な気がする。
とても手が出ないと断念。

こんなのを発見。これもアラバスターでできてます。

石でできたブラウスやセーター、とってもよくできてた。
実物大でした。もちろんお値段はすごかったです。
でもどんなシチュエーションで置けばいいのでしょうか?
  
タグ :イタリア


Posted by ラウラ  at 22:11Comments(0)トスカーナ

2009年02月17日

街角

路地裏の写真が好きな友達のために、
今日はこんな写真。

これは路地裏じゃなくって、路地、かな。
ウンブリア州のMontone(モントーネ)
いわずと知れた小さい町です。

大きな町に行くことはまずないもので…

どの町も石造りの古い建物を
内部を改修して使っています。

歴史的景観を守るために、建物自体を壊すことは
普通法律で禁じられています。

Assisiの近くのCollepino(コッレピーノ)
Spelloから山を少し登ったところ。

2、3分で全部見て回れるサイズの町
何もないけどまるで映画のセットみたいに
美しくかわいいくて、大好きな場所のひとつ
町を外から見ると

これでほぼ町全体が写ってます。
1軒だけtrattoriaがあって、
看板らしいものも何もないし、外から見る限り
食事するところだとは絶対わからないんだけど、
中は広くて、お客さんも多くてにぎわってました。
おいしいところはみんなよく知ってるのね~!


これはたぶんAssisiだとおもう。
老夫婦仲よさそうですね。

なぜか夜の写真を多く選んでしまった。
明るい街角も今度載せますね。


  


Posted by ラウラ  at 21:13Comments(6)ウンブリア

2009年02月16日

雪を見に行きました

帰国前に大好きなMonti Sibillini国立公園に行きました。
たびたびこのブログに登場するVettore山

ソリかせめてござを持っていけばよかった!
ソリ滑りはできなかったけれど
雪と戯れ楽しかったです。


ここはたまたまたどり着いた初めての場所。
ちょっとアルプスっぽい。


雪の上には野ウサギの足跡がいっぱいありました。



霧(雲)の中に浮かぶのはCastelluccio
いつもは反対側から盆地を通ってくるのですが
この日は逆のコースで行って正解でした。
盆地には降りずに引き返しました。

霧のない日はこんな感じ。上の写真とは逆から
(Castelluccioの向こう側から)撮りました。

Castelluccio



以前も載せた写真ですが、雪がないとこんな感じ
まだ寒い時期に撮ったもの。

今年はお花の咲き乱れる時期にも行けます。
楽しみ!
           


Posted by ラウラ  at 17:55Comments(4)ウンブリア

2009年02月15日

お祭りの衣装

今日はお祭りの衣装をほんの少しご紹介します。
たくさんご紹介したいけど、少ししか写真がないもので…

大体お祭り関係は興味はあるけど
あまりの人の多さにどちらかというと避ける傾向にあります。
特に相棒君は無理してつれてっても(正:つれてってもらっても)
あとでご機嫌が悪くなるのが常なので。

これは昨日のSAN GEMINIからほど近いAMELIA(アメーリア)という
これもまた小さい町の博物館に展示されていたパリオ祭の衣装。
SAN GEMINI も AMELIA も ウンブリア州にあります。

パリオは地区対抗で馬のレースなどで競い合うお祭りで、
シエナが有名ですが(多分最近の映画007の舞台にも
なったとおもいます)、各地で行われます。
ごらんのような重そうな旗を使ったパフォーマンスもします。
アメーリアでは騎馬戦を行うようです。


これはASSISI(アッシジ)でROCCA MAGGIORE
(アッシジの町の上のほうに見える巨大な城塞)
での何かの催し物で、CALENDIMAGGIO という
5月のお祭りの一部を再現したもの(撮影は昨年10月)。

レンズの汚れを発見!

ここでも大きな旗を振り回してますね~。
ここまでは中世の衣装です。

つぎはお家のすぐ近くのCORCIANO(コルチャーノ)の
夏のお祭り。ルネッサンス期の衣装(だと思います)。

テレビ局のカメラにさえぎられるし…

この町もこれ以上広い道はありません!
暑いさなかものすごい人で大変。

ルネッサンス音楽のプロの方のようでした。
笛を吹きながら太鼓を叩いている!

ルネッサンス期の肖像画にありがちな横顔、じゃない?
  
暑そうicon01
   
行列は延々と続くのでした。
      


Posted by ラウラ  at 10:48Comments(4)行事、お祭り

2009年02月14日

おもちゃの車ではありません…


なんだかわかりますか?
 
CINQUECENTO(チンクエチェント)がずら~り!
チンクエチェント族の集会のようです。

私は車に詳しくないので日本でどれほどの知名度があるのかわからないけど、
最近出た新しいCINQUECENTOは、確か日本でも評判になったような…?

イタリアではたまにこの旧型のが町を行くのを見かけます。
この日はSAN GEMINI(サンジェーミニ)という町でこの隊列に遭遇。
町を囲む城壁から外側を撮ったもの。
小さな町がぐるっとかわいいチンクエチェントに囲まれてた感じ。

こんな路地裏のような道がメインストリートに近いような小さな町です。
というか、地方の町としてはごく普通のサイズです。

何かのお祭りが夕方開催されたようで旗のようなものが掲げられてます。

イタリア人って何かというと集まったり、お祭りをしたり、
楽しいことをするのが大好きで、若者より中年以降の人たちが、
いろんなことに熱中する姿をよく見かけます。
それも必ず誰かと一緒、またはグループで。
若者はたぶんディスコに明け暮れてると思います。
えっとここで言う若者とは30代前半ぐらいまでかな。

イタリアでいいなと思うことのひとつは、
年齢に対する意識が日本人とはずいぶん違うこと。
外見や肌の美しさは日本人が勝ると思うけど、
中からにじみ出る生命力が違うっていうか、
年を重ねるごとにますます元気で艶やかにって感じ。
たぶん体力と気力が私たちとは比べ物にならないからかも。
とにかく人生を謳歌してますね~。彼らを見てると、
生きてるといっぱ楽しいことがあるんだなあって思えてきます。
  


Posted by ラウラ  at 10:01Comments(2)お気に入り

2009年02月12日

イタリアのバレンタインデー

数ヶ月ぶりに更新してみようかと…
これを機会に復活なるか??

ところでイタリアにもヴァレンタインデー、ありますよ。
というか、San Valentino(サン ヴァレンティーノ)は
イタリア人ですから本家本元はイタリアです。

それもウンブリア州のテルニの司教だった聖人。
273年に処刑された殉教者です。1700年以上前の人!
恋人たちの守護聖人で、いろんなイタリアの町の守護聖人でもあります。

大げさなイベントはなかったように思うけど、
プレゼントを交換したり、食事に行ったり、
やっぱりカップルにとっては特別な日のようです。
日本のようにチョコレートを贈る習慣はありません。

なのでもちろんホワイトデーもなく、3月のイベントとしては、
8日に男性から女性に、ミモザの花を贈ります。
向日葵はもちろんだけど、ミモザの黄色も大好き。
この日の来るのが待ち遠しい!

イタリアにいても(現在は日本ですが)、
"2月14日=チョコレート"
 と日本で刷り込まれた習性が変わることはなく、
チョコ作りでくたびれてしまいます!

  


Posted by ラウラ  at 22:04Comments(2)イタリア事情

2008年10月13日

Monti Sibillini

きょうは雲ひとつない快晴だったので
大好きなドライブコース、シビッリーニ国立公園に行きました。

9月はイタリアに到着した直後いきなり寒くなって、
このまま冬に突入かと思ったけど、
ここ2,3日ぽかぽか陽気が戻ってきました。

やっぱりイタリアの空は好きだなー。

写真ではほとんどわからないけど、
山がいろんな色に彩られてとてもきれいでした。
途中この小さな村でレストランを見つけ、
"ristorante dell'erborista"っていう名前だったので、
これはいけるかもって思って入ったけど、大間違いだった!
erboristaは、ハーブとか薬草を扱う人のことで、
きっと健康にいい菜食レストランでしょう、と思ったら、
肉類しかないフツーのなんでもない食堂でした。

いつものことだけど、量が多くて昼食の後は苦しくて大変だった。
やっぱり今度からはサンドイッチを持っていこう。

左側に見えるのは、何度もこのブログに登場してるVettore山


正面から見るとこんな感じ。
向こうの方で乗馬をしてる人たちが小さく見えます。


Castelluccioも今日は遠方から撮りました。
いつもはここで昼食だけど、人が多すぎたのでそのまま通過。

ここでも飛んでる人が大勢いました。
日本語でなんていうのか知らないんだけど、イタリア語では
parapendio(パラペンディーオ)と言うそうです。
 
キャンピングカーも見えますね。
イタリアはキャンピングカー持ってる人、やたら多いです。

今日は相棒君が病み上がりで無理できなかったけど、
寒くなる前に登山をしに戻る予定です。
  
タグ :イタリア


Posted by ラウラ  at 04:20Comments(1)ウンブリア

2008年10月10日

Portofino(ポルトフィーノ)

リグーリアに2泊3日で旅行しました。
リグーリアはトスカーナの北の海沿いの州です。

州都はジェノヴァで、歴史のある大都市なんだけど、
私は住んだことがあって知ってるし、相棒君は興味なかったので
去年も行ったチンクエテッレを中心に、いつものように
予定を立てることもなくホテルも予約せず...出発!
私はその日の宿ぐらい予約しておきたいんだけど
だって知らない土地でお手ごろな値段のホテルを
見つけるのって大変だしストレスと喧嘩のもとに!!!

とはいえ、去年はチンクエテッレのすぐ近くのラ・スペッツィアに
赤十字の救急隊ボランティア選手権の全国大会に
行ったついでに少しドライブをした程度でしたが、
今回は少しゆっくりできました。

チンクエテッレも有名だけど、もう少し北の
ポルトフィーノは特に高級リゾート地として知られています。
でも私たちのような庶民が足を踏み入れても全然OK。

海の色がすごく濃い青で美しかった!

港から灯台までのお散歩コース


お天気は決してよいとはいえなかったけど、
所々青空がのぞいていました。気温はこの地方はいつも比較的温暖。
旅行中も風は強かったけど、寒さに震えることはありませんでした。

町の様子。高級ブティックとレストラン、
バールが立ち並ぶ小さい港町です。

小さな港で目を引いたのがこれ!
他にもひとまわり小さいサイズのがなん隻も停泊してました。
 
最後に駐車料金表を。ora,ore は時間の意。
この付近の観光地での相場は、1時間1,5ユーロなので、かなり高いです。
私たちは10ユーロ払いました。ちなみにコーヒーは1ユーロで
意外な安さでしたが、ジェラートはとても手が出ないお値段でした!

チンクエテッレについてはまた後日記載しますね。
  


Posted by ラウラ  at 19:11Comments(2)リグーリア

2008年10月08日

PIENZA(ピエンツァ)

チーズの町ピエンツァにいってきました。
チーズで有名な町はいろいろあるけど、
近くに住んでいながらピアエンツァのことは知らなかった。
ペルージャから西に向かって、トラジメーノ湖を通りこし
さらに西へ行くとワインで有名なモンテプルチャーノの
もう少し先にこの町があります。
ドライブコースとしても気に入りました。
ここも小高い丘の上に位置し、眺めは最高。



町のチーズやさん。オリーブオイルも売ってます。
町の外には製造直売のお店が大小数多くみられます。

小さな町です。静かで、町の人も親切でした。
ジェラートも思いのほかおいしかった!

内部がこんなに明るい教会は初めてみました。

教会のファサード

周りにはブドウ畑もいっぱいあって、
帰りに収穫したぶどうを積んだトラックに遭遇。


ペコリーノチーズを2種類と、オリーブオイルを買いました。
試食してから買ったので、納得の味。
ここへはまた近いうちに戻るつもり。
 
  


Posted by ラウラ  at 19:04Comments(1)トスカーナ

2008年09月19日

ウンブリアの田舎から

かなり久しぶりの更新です。
ウンブリアに戻ってきて1週間、今回は時差ぼけがひどかった。

成田でもローマの空港でも今回はチェックがかなり厳しかったです。
イタリア語で答えると、なぜイタリア語がしゃべれるのか、
とまで聞かれました。空港の出口でも
今までとめられたことは一回もなかったけど
パスポートコントロールでされたような質問プラス
他にもいろいろ...そんなに怪しく見えたのかな。
何も悪いことしてなくてもどきどきします。

毎日いろいろ家の中ですることがあって、
あまりお出かけはしていません。
到着して2,3日は夜でも気温が30度はあったので、
しまいこんでいた軽めの服を出してきて
ぜーんぶアイロンをかけたんだけど、
すぐに気温がぐっと下がって、着る事はなくまた物置に...
今はもうみんなすっかり秋の装い。
今室内温度は23度です。足元が冷えますー!

日曜日の午後、家の近くををドライブしました。
いつものようにガイドブックには載ってない場所を探検。
ペルージャの南西部、トラジメーノ湖の南側に
緑がいっぱいのゾーンがあって(他には何もない)
まだ開拓していない道を通ってみました。

今は緑というより茶色の方が目立ってるけど。
夏になるとイタリアは、少なくとも中部は緑が焼けてしまって
茶色くなります。それに今は収穫のあとで土があらわになってることもあるし。



ちーさい村を通過
   
中世のお城
ここは多分monte giove(モンテジョーヴェ)かな

3時間ほどの楽しいドライブでした。

  


Posted by ラウラ  at 16:27Comments(4)ウンブリア