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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2009年06月07日

恐怖のティラミス

昨日は午前中することが山ほどあったけど
何とか片付けて、午後からウルビーノへ

そのときの話はまたにして
今日はティラミスの話

日本でも有名なティラミスはイタリアのお菓子
作り方はとっても簡単でかつおいしい!

ここではマスカルポーネも簡単に安く手に入るので
あとは卵を泡立てて混ぜるだけで
10分もあればできてしまいます

でも今までほとんど作ったことはありません
というのは生卵を使うのが恐ろしかったから

イタリアでは生卵を食べる習慣がないので
どういう状況で卵が出荷されるのかわからず
いろんなもの(想像してください!)が
くっついたままのこともあるし...

イタリア人でもティラミスは生卵が気になって
食べないって人は身近にもいます

ティラミスだけでなくジェラートも生卵を使うので
まったく食べなかった時期もあります

ジェラートを食べて中毒になったって話は
聞いたことがないのですが
お医者様から生物禁止令が出ているので
気になって避けてました
特に菌関係に注意しないといけない体らしい...

友達がこちらの料理学校で
ジェラートの勉強をしたときに聞いた話だと
商品となるものは普通の生卵は使ってはいけなくって
特別に処理された卵を使うそうです

それを聞いてからはジェラートやレストランのティラミスは
食べるようになったんですけど

先日スーパーでマスカルポーネを見かけたら
我慢できなくなって買ってしまった

そしてネットでいろいろ調べて
気休めかもしれないけれども試してみよう
って方法を見つけてつくってみました

とりあえずサルモネラ菌にはあたらなかった模様
調べた限りでは、日本の卵は
サルモネラ菌の管理がかなり行き届いているようですが
生で食べることを前提としていない国では
菌の保有率が日本より高いようです

とってもおいしかったのですが
こわごわ食べたので
今度は卵を使わない方法を試して見ようかな

おいしくなさそうだけど...

気休めっぽい殺菌方法っていうのは
卵を泡立てるときにお砂糖を加える代わりに
シロップ状にして沸騰させて混ぜる
意外と見た目は普通っぽく泡立ち
卵が煮えることもなかったんです
しかし殺菌できたかどうかは不明

半熟卵とかトローンとしたオムレツ
私の周りのイタリア人は食べません
卵はしっかり火を通すもの、のようです
  


Posted by ラウラ  at 16:19Comments(0)イタリアの食卓

2009年05月02日

初めてのアーティチョーク

イタリアの食材で
大好きなもののひとつが
アーティチョーク

今日は一人で大きな市場へ
いつもはCOOPで買い物ですが
今日は一人なので
バスで行ける市場で買い物です

アーティチョークは
いつもご馳走になるばっかりで
自分で買ったことがなかった

意外と高いし、おいしいかどうか
見分けもつかないし

でも今日は市場で10個4ユーロのを見つけ
買ってみた!

種類も大きさもいろいろで
どう使い分けるのかもわかりません

これは大きいけど、もっと小ぶりなのもあります

食べられるのは中心の
ほんの少しの部分です

問題は、どこまでむくか...

こんな風に揚げ物にしたのが
一番好きです

これは相棒君のママが作ったもの

もうアーティチョークの季節は
そろそろ終わりなんだそう...

まだ一度しか食べてない!!!
寒い日が続いていたので
アーティチョークはこれからだと
思い込んでいました

ともかく今日買えたのでよかった

昨日から少し気温が上がって
雨も降らず
まだ快晴とは行きませんが
やっと春がきたかなー

明日も降らなければ
ピクニックに行く予定でーす
  


Posted by ラウラ  at 22:00Comments(0)イタリアの食卓

2009年04月20日

灰かぶりチーズ

先日トスカーナに行った際
チーズを買いにピエンツァに立ち寄りました。
最近のお気に入りはこの灰かぶりチーズ

買ったときはしっかり灰が付いていましたが、
保存時には洗って冷蔵庫に入れるので
写真を撮る前に忘れて洗ってしまい
何の変哲もないチーズに見えますね
その上ぼけてる...

これは羊の乳から作るペコリーノの一種
ペコリーノにもいろいろあって
産地や熟成期間によって味が違います

灰がどんな効果をもたらすのかはわかりませんが
いつもスーパーで買うペコリーノにはない
クリーミーさとコクがあって、洋ナシとの相性も抜群!
スーパーにもあらゆる種類のチーズがあって
選ぶのも一苦労ですが
このタイプのは見たことがありません

チーズには洋ナシのほかに
ジャムや蜂蜜を添えていただくことがあります
もちろんお好みで

イタリア語では pecorino sotto cenere
(ペコリーノ ソット チェーネレ)といいます
直径15センチぐらいのを
半分に切ってもらって8,8ユーロでした  
  


Posted by ラウラ  at 21:43Comments(4)イタリアの食卓

2009年03月09日

丸いズッキーニ

日本にもありますか?
私は見たことないけど。
イタリアでもしょっちゅう食べるものでもないみたい。
いっぽう普通のズッキーニは季節を問わず
1年中よく使います。

この丸いズッキーニ
お店にきれいに並んでる姿がかわいくて
ちょっと気になってたんです。
でも野菜にしては高いし...
ある日思い切って2つ買いました。

相棒君に料理法を教えてもらって、
というより殆ど彼が作ってた(ありがとう!)
オーブンに放り込んでワクワクしながら
出来上がりを待ちましたー!

でもねー正直言っておいしいとは思わなかった。
水っぽくて味がない感じ。
イタリアンのシェフの友達も(日本人)
そう言ってたから、そういうもんなんでしょう。

ほかにも知らない野菜がまだありますが、
ついなじみのものばかり使ってしまいます。

野菜に関しては日本のほうがかなり
種類が豊富だと思います。
イタリア人って同じようなものを
毎日食べててもわりと平気みたい。

イタリア野菜の中ですきなのは
なんといってもcarciofi(アーティチョーク)。
今度イタリアに戻ったらレポートしますね。
春はちょうどアーティチョークの季節なので。 
  


Posted by ラウラ  at 22:00Comments(6)イタリアの食卓

2009年02月26日

なんだかわかる?

 

この前の日曜日にMonti Sibilliniのゾーン内にある
Norcia(ノルチャ)という町でトリュフ祭りがあったそうです。

この町は、修道院の創始者San Benedetto
(聖ベネディクト 480頃~547)の町として有名です。

ヨーロッパでは修道院はその後
宗教活動の場としてだけでなく
さまざまな分野で重要な役割を果たしました。

歴史的な話はおもしろいけど、
長くなるしこのへんでやめといて...

それで上の写真とどういう関係があるかといいますと
この町に相棒君の弟が勤めている会社の
本社がありまして、トリュフ祭にあわせて
工場を一般開放したんですって、

弟君がお客様案内係だったこともあり、
仕事のあと遠路はるばる
激励を兼ねて見学行ったんだって

何の工場かお解かりの方も多いと思うけど、
“生ハム”です。

大きくて重いんですよ。
大きさの比較の為にこの写真も。


Renzini(レンズィーニ)という会社で
日本にも輸出してるらしいです。

Norciaは生ハム、サラミ類がおいしいのでも有名です!icon28

Norciaに限らず、イタリアの生ハムはおいしいので
イタリアにいらしたらぜひ召し上がってください!

パルマの生ハムが全国的に有名で
わりあいどこででも手に入ると思います。
  


Posted by ラウラ  at 18:50Comments(0)イタリアの食卓

2008年07月04日

フォカッチャ作りました

なかなかよく膨らんでいます

フォカッチャ(focaccia)って日本での知名度が不明なので、
少し解説しましょう。
 
カテゴリー的には“パン”でしょう。
形は平べったいのでピザに似ています。
でもトッピングはピザのように豪華ではありません。
今日作ったのはローズマリー風味です。
オリーヴの実をのせることもあるし、
お店ではいろいろバリエーションもありますが、
私はシンプルなのが好きです。
たいてい表面にぼこぼこ穴が開いていますが、
なぜだかわかりません。火のとおりをよくする為か、
オリーブオイルが流れてしまわない為なのか...
そう、焼く前にオリーブオイルと目の荒い塩をダーッとかけます。
ぼこぼこは指先でチョンっと押せばいいだけです。

ピザとの根本的な違いは?
だって生地の材料はほとんど同じだし... 
イタリアのテレビで説明していました。
ピザは、形成後発酵させないですぐに
釜に入れます。確かにピザやさんで観察してると、
まんじゅう型の種を薄くのばして、ササッと
トッピング後すぐ釜にほうり込みます。
そして高温(400度ぐらい)で一気に焼くと、
ぷーっと膨れて、ふわふわモチモチのピザの出来上がり。
ここまで5分とかからない早わざ。
家庭用オーブンでは温度が低いのでこうはなりません。
あ、ちなみにモチモチ感のあるのはナポリのピザです。
フォカッチャはパンでいうところの2次発酵をさせます。

ピザはできたてでないとおいしくないけど、
フォカッチャはさめてからのほうがおいしい。
私はあいだにstracchino(ストラッキーノ)
というチーズをはさんで食べるのが好きです。とろ~んとして
ゴマ豆腐のもう少し硬いような感じのチーズ。
日本では見たことないけど、
イタリアならどこのスーパーにでもあります。

そろそろイタリアの食卓が懐かしくなってきました。
  


Posted by ラウラ  at 16:30Comments(3)イタリアの食卓

2008年06月28日

イタリアのパン

近頃よくパンを作ります。長らく作ってなかった。
習ったわけでも特別得意なわけでもないけど、結構満足しています。
自分の好きなように作れるし。
例えばキャラウェイシード入りとか好きなんだけど、
売ってるの見たことないので、つくってしまいます。
でもどこからこのアイディアが出てきたのか不明。

いろんなバリエーションで、今よりもっとおいしく作れるように...
とせっせとがんばる理由の1つが、イタリアのパンは私には合わない!
そこで今度行ったら毎日のパンは作ろう! と決意したのであります。

むこうにいたときは、フォカッチャやピザなどは作ってたけど、
パンは、菌が違うので日本のレシピで作ってもうまくいかないだろう
と一度も挑戦しませんでした。スーパーなんかで売ってるのは
粉末のビール酵母。私は日本で売ってるような天然酵母がすきなんだけど、
ペルージャで探すのも大変そうっていうかなさそうな気がするので、
持って行こうかと思います。

ところでイタリアのパンってどんなのかというと、
料理と同じく地方色豊かなので、
私が知ってる範囲で、ってことになりますが、
南のバジリカータ州とか、ナポリで食べたうちのいくつかは
おいしい、と感じました。弾力があって、しっとりしてて。

私がどうも受け付けないのは、住んでいたウンブリア州の
塩分の全くないパン。トスカーナも同じく。
塩分だけじゃなくって、ぱさぱさしてて硬くって、
日本人的には、この人たち、どういう味覚してんの??と思ってしまいます...
それでもいろいろ探して比較的好みに近いのも見つけたんだけど、
そこまでしょっちゅう買いにいけない。
やっぱりつくるのがいちばん、とおもいます。
でも、レストランなどの自家製パンはおいしいのもありました。

相棒君が日本に来たとき、ぜひ日本のパンを食べてもらおう!
きっと目からうろこが落ちる思いをするだろう、なーんて
思い上がったことを考えておりました。
フランス風やドイツ風、イギリス風や日本風などいろいろあるから、
好みのものが見つかるだろうと思ってたんだけど...
柔らかいパンを食べたら感激してくれるんではないかと。
しかし、初日本パンに対する感想は、"ふにゃふにゃしてておいしくない"
とのことでした。食習慣はそう簡単にはかえられませんね。

なぜウンブリアやトスカーナのパンは塩を使わないか、というと、
その昔この地方が教皇領だったときに、教皇が塩に高い税金をかけたので、
人々は抵抗する為に、塩を買わなくなったんだそうです。
それで塩なしパンの習慣が今でも残っているらしい。
でもお肉などほかのものはどうしてたんでしょうね...
今まで疑問に思わなかったけど、今度聞いてみよう。

彼らは朝食にパンをトーストしてバターやジャムをつけて、
っていう習慣はないみたい。ふつうは、昼食や夕食に、
肉料理などと一緒にいただくのでパン自体には何もつけないか、
もしくは前菜として、薄切りをトーストして、
上にいろいろのせてカナッペのようにいただきます。
軽食として、生ハムやチーズをはさんでサンドイッチのようにすることも。

それじゃ朝食はどうするかっていうと,甘いものを食べるのが普通かな。
ビスケットとかシリアルの場合もあるし、
私としてはパンよりさらに受け入れ難い、
トーストの干からびたようなものがあるんだけど、名前を忘れてしまった。
それにジャムをてんこ盛りにしてカッフェラッテにつけて
湿らせて食べるとか。私はどれも気に入らないので、
あんまり甘くないケーキを作って朝食用にしていました。

えっと私が作った前菜の写真が一枚あったかも。さがしてみよう。












ありました!これは2人分。手前の黒いのは、オリーブのペースト。
隣のグリーンは、なんだったかなー、たぶんソラマメで作ったかな。
むこうには左から、ペコリーノ(羊乳のチーズ)、生ハム、洋ナシ。
この洋ナシは、ペコリーノと一緒にいただくためのもの。

お皿の向こうの黒いボトルはスプマンテ(発泡性ワイン)、
その向こうには赤ワインが見えますねー。
普段はこんなに豪華じゃないですよー!
この日は私のお誕生日だったので、張り切って作ったのです。

メインはラザーニャ。これは写真がありません...
ラザーニャのときは私も粉から作ります。
バターに生クリーム、モッツァレッラ、ミンチなど(私は特に)
ふんだんに使うのでかなり高カロリーになってしまう為
特別なときにしか作らないようにしています!
最後はドルチェ(デザート)  












プロフィッテロール。どれもおいしかったなー。でも時間がなくて、
一人でバタバタ作って、相棒君と急いでいただいた記憶があります。
時間が取れるときは、ときどき何人か招待してパーティーをします。
何人か、といっても3、4人。小さな家なのでそれ以上は難しい。
イタリアの家庭でパーティーといったら、10人以上は普通で、
何十人ってこともよくあります。広いおうちの場合は。

近々フォカッチャを佐賀の家でも作ってみよう。
ジェノバが本場で、おいしかったー高カロリーだけど。
日本の酵母で作るとどうなるか、たのしみ。
  


Posted by ラウラ  at 20:37Comments(2)イタリアの食卓