2009年03月06日

Carrara(カッラーラ)

2007年9月にチンクエテッレに行った帰り
Carrara(カッラーラ)に立ち寄りました。
トスカーナ州ですが、リグーリアとの州境近く、
海沿いの高速道路からも白い山肌が見えます。

なぜ白いかというと、
大理石だからです!
Carrara(カッラーラ)
この地帯一帯大理石でできている
すごすぎます
Carrara(カッラーラ)
採掘現場

歴史的には、いつもの事ですがかなり古くて
銅器時代からすでに利用されていたようで...

そしてローマ帝国の時代はもちろん
その後の教会建築や
ミケランジェロも好んで使ったってことでも有名です。
自ら足を運んで大理石を選んだそうです。
Carrara(カッラーラ)
道案内やお店の案内なども
ちらほらあります。
いくつもの山があって広大な地域です。

大理石製品のお店は何軒もあり、
町で買うよりいいものが安く買えます。

bar(喫茶店は)1、2件は見ましたが
観光地というより基本的には採掘現場です。
Carrara(カッラーラ)
トンネルもちょっと怖かった。
ただ掘っただけ、って感じで。
Carrara(カッラーラ)
持って行きたければどうぞって感じで
その辺にごろごろ大理石の塊が。

持って行けるわけないんですが、重すぎて。
誰かトライしてみてください。
Carrara(カッラーラ)
青空博物館みたいなのがあって
そこには昔使われた
採掘の為の数多くの機械や道具、
労働者の住んでた家などが展示されていて
どれほど危険な作業だったか、
どれほど労働者が冷遇されていたのか
よくわかります。

この写真は大理石を切るのこぎりですが
両端に1人ずつ、2人で引きます
石の上の文字を拡大すると、
Carrara(カッラーラ)

「手動鋸、水と砂を用いて切る。古代ローマ時代から
1900(に見えるけど)年まで使われた。
2人で動かし1日に7-8センチ切ることができた。」
って意味なんですが、この最後のところ、
たった7-8センチ!

重労働の上達成感が少ない作業。
イタリア中にあふれる大理石の建築や芸術作品は
彼らの過酷な労働の上に成り立ってたんですね。
Carrara(カッラーラ)
オブジェを製作中の模様

とっても今風(レゲエ風?)の若者が
ソプラノのアリアをがんがん流しながら
鼻歌交じりに働いていました。
ミスマッチ感がおもしろかった。

私たちは行かなかったけど、
洞窟のような採掘現場もあって
写真で見ると面白そうだったんですが、
中が寒いので注意ってことだったので、
極度の冷え性の私はあきらめました。

私はかねがね欲しかった乳鉢を買って大満足!
小さいけど質のいいものです。
日本には重くてとても持って帰れず
写真はありません。
10ユーロでお買い得でした。
香辛料をつぶすのに大活躍しています。


タグ :大理石

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Posted by ラウラ  at 18:00 │Comments(2)トスカーナ

この記事へのコメント
今日はお茶にお付き合い
ありがとうございました。
楽しかったですね。o(*^▽^*)o~♪

大理石欲しい!!

私、チャレンジしてみようかな・・・・。
出来ないと思うけど。(^▽^;)
Posted by jojojojo at 2009年03月06日 23:15
うん、体鍛えといてください。ご案内します!
Posted by ラウララウラ at 2009年03月07日 17:24
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